あなたがVDTパソコン作業など座り作業で腰痛に悩まされる理由としては、姿勢に原因があることがわかりました。では、これらの原因を一つ一つ解決する方法を説明していきましょう。 というのが今までのパターンですが、これからは逆です。パソコン作業での正しく座る方法です。
- イス・パソコンチェアー自体が悪い
- イス・パソコンチェアーがあなたにあっていない
- 机・パソコンデスク自体が悪い
- 机・パソコンデスクがあなたにあっていない
- 肘掛自体が悪い
- 肘掛の場所があなたにあっていない
- パソコンのモニターに問題がある
- ディスプレイの表示に問題がある
- 照明に問題がある
正しい姿勢で座る方法その1 イスの高さを自分に合わせます。 今まではあなたがイスに合わせていませんか? どんなに高級なパソコンチェアーでも、あなたに合っていなければただのゴミです。
イスの高さはあなたが立ったときに、膝と腰の出っ張りの中間あたりが目安です。 これ以上座面の高さが低くなると、骨盤と背骨を丸めた姿勢になるので体のゆがみや腰痛の原因になります。
そして座った時に立っている時と同じように、骨盤を立てた状態をキープすることが腰痛にならない正しい座り方のポイントです。ちなみに立っている時には骨盤は前傾していますので、当然座った時にしっかりと前傾できるのが大切です。
骨盤が立つことにより、自然に背筋が伸びますので背骨のS字わん曲に負担もかかりません。見た目も猫背になることがない状態、これが正しい姿勢での座り方です。
この体に優しく正しい座り方にはコツがあります。まずほとんどのイスはパソコン作業やオフィスワークをするためにつくられていないために、座る座面が平面なのです。
イスの座面が平面ということは、骨盤が立った正しい状態にならずに、骨盤を寝かせて背中を丸め座ってしまいます。 これは人間の骨盤と背骨の構造上のしくみです。 これでは背中が丸まってしまいます。
つまりOAパソコンチェアーなども、座面が平面なものは正しい姿勢で座ることはできません。ただしボーっとしたり背伸びをする角度には向いています。 なので、座面が骨盤の角度を保てるバランスチェアーは最適です。
バランスチェアーで腰が痛くなる人は、もう骨盤のゆがみが進行している証拠で、正しい姿勢を日常で作ることとができなくなっているので注意が必要です。
アーロンチェアーなら先っぽの斜めになっているところを使えば、努力次第で正しく座ることもできなくはないです。前傾機能があるタイプならば、イスに深く座っても大丈夫かもしれません。
正しい姿勢で座る方法で大事なことは2つです。イスの高さを合わせることと、骨盤を立てることです。 これができれば、立っている時と同じ姿勢を保つことができるので、腰痛になることはありません。 腰痛という症状ではなく原因そのものが無いからです。
座ると腰には1.4倍の負担が・・・ といわれますが、骨盤を立てて背骨のS字わん曲を保てれば負担は増えません。正しく体を使えます。
そしてこれからの方法は、この体の優しい正しい姿勢で座る方法のためのサポートの具体例をご紹介していきます。
ここで電車やパソコンチェアーなどで腰や背中を丸めているときの骨盤と背骨の状態を骨格模型でご説明します。 骨盤の位置と背骨のS字わん曲をチェックして見てください。 つまり、骨盤を立てないで座るということが、腰痛の根本的な原因である、骨格から骨盤や背骨のゆがみを作っているのです。
長尾先生による、腰を丸めた座り方ムービー動画。クイックタイムかFOMAで見てね。FOMAで見るならURLはこちら。
http://www.oa-vdt.com/images/images/koshi03.3GP
|