パソコン画面の距離によって、目の負担は大きく変わります。照明やグレアの問題が目の大きな負担になっている、ということをやりましたが、ちょっと視点を変えてみましょう。
あなたのこの画面の距離はどのくらいですか? 目の負担に大きな影響を与えるモニターの距離は非常に大切なんです。 その割には対策が簡単。ぜひあなたも今すぐチェックしてみましょう。
モニターはできるだけ遠くに置く。これに尽きます。 そりゃできるだけといっても、文字が見える見えないの関係がありますから、適度な距離ということです。
なぜパソコンのモニターは遠くに置くとよいのか? これはあなたの目が2つあるからです。 人間の目は左右の目で違う映像を見ています。そして微妙な違いを脳が判断して距離感を測るようにできています。
そして左右の眼球はそれぞれ6つの筋肉で眼球を動かしています。眼球の左右の自然な位置は、外10度と言われています。これは可動範囲の中心です。 つまりそれぞれの目が外を向く位置が筋肉にとって楽な位置だということです。
つまり遠くを見ていると、筋肉はあまり使いませんし近くのものを見ると眼球の筋肉がものすごく使われてしまうのです。 これは簡単に体験することができます。
顔の前に指を1本出して、良く見てください。そして顔に近づけます。次は遠くに離します。 近づけるときにものすごく目に負担がかかることがわかるでしょう。目の前では映像を1つにするのも疲れてしまいます。
これは3つ理由があります。それぞれ左右の眼球を中央に寄せるために眼球を動かしている筋肉自体がすごく疲れます。
もうひとつは眼球のレンズである水晶体がピントを合わせるためには、毛様体筋という筋肉を引っ張って調節するので疲れます。
もうひとつの理由が、左右の目から入る映像が大きく違うので脳が映像を1つにするのに、非常に疲れてしまうということです。
つまり人間の目っつーのは、近くを見続けるようにはできていないんです。そりゃ、パソコン作業じゃ疲れてしまいますよね。近すぎです。
最低限手を伸ばして届かない位置くらいにモニターを置かないと、あなたの目はこの3つの負担を強いられてしまうということなのです。 目を大切にしたければ、モニターは遠くにおきましょう★。
ちなみに私くわののパソコン画面の距離はこちらです。 部屋がごちゃごちゃしているのは気にしないでください。
手を伸ばしただけではわかりにくかったので、2リットルのペットボトルを持ってみました。
私からパソコン画面までの距離は、自分の腕を伸ばす+2リットルのペットボトルの距離です。でも届かないけど。 CRTモニターは17インチです。
どうでしょうか? 想像を絶する遠さではないでしょうか? そこまで大げさじゃないですけど。ちなみに部屋が赤いのは、間接照明だからで、実際は赤くないですよ。
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